“機雷原”の読み方と例文
読み方割合
きらいげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附近は、独国海軍の侵入しんにゅうを喰い止めるために、いたるところに機雷原きらいげんかれてあるので、かなり面倒なコースをとらなければならない。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この目標によって、彼等ドイツ軍は、この払暁ふつぎょう、このハンバー河口の機雷原きらいげん高射砲弾幕こうしゃほうだんまくとを突破して、この地に上陸作戦を敢行かんこうする手筈てはずだった——仏天青も、ようやくそれをさとった。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
河口かこうには、たしかに防潜網ぼうせんもうを吊っているらしい浮標ブイが、おびただしく浮び、河口を出ていく数隻すうせき商船群しょうせんぐんの前には、赤い旗をたてた水先案内みずさきあんないらしい船が見えるが、これは機雷原きらいげんけていくためであろう。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)