“きりこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キリコ
語句割合
切子43.9%
切込17.1%
切籠14.6%
斬込14.6%
切籠燈2.4%
侵入2.4%
切子硝子2.4%
切燈籠2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だいたい五百助の家は年数も知れぬ昔から代々そこで管玉や切子(きりこ)玉や棗(なつめ)玉、臼玉、勾玉(まがたま)、丸玉などを造っていたと伝説されている。
秋月九十郎は僅かに気を取直(とりなお)しました。次第によっては、此儘(このまま)切込(きりこ)んで行く気になるかも知れません。
青竹(あをだけ)の長棹(ながさを)にづらりと燈籠(とうろう)、切籠(きりこ)を結(むす)びつけたるを肩(かた)にかけ、二(ふた)ツ三(み)ツは手(て)に提(さ)げながら、細(ほそ)くとほるふしにて、切籠(きりこ)ゥ行燈切籠(あんどんきりこ)——と賣(う)る、町(まち)の遠(とほ)くよりきこゆるぞかし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
情郎(いろおとこ)は居ないか、その節邪魔にすると棄置かんよ、などと大(おお)上段に斬込(きりこ)んで、臆面(おくめん)もなく遊びに来て、最初は娘の謂うごとく、若山を兄だと思っていた。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
成程、その人に、切籠燈(きりこ)のかわりに供えると、思ったのはもっともだ。が、そんな、実は、しおらしいとか、心入れ、とかいう奇特なんじゃなかったよ。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
辻町は、あの、盂蘭盆の切籠燈(きりこ)に対する、寺の会釈を伝えて、お京が渠(かれ)に戯れた紅糸(べにいと)を思って、ものに手繰られるように、提灯とともにふらりと立った。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『いよ/\市村も侵入(きりこ)んで来るさうだ。』と一人が言へば、『左様(さう)言ふ君こそ御先棒に使役(つか)はれるんぢや無いか。』と攪返(まぜかへ)すものがある。弁護士の名は幾度か繰返された。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
やがて彼女の手より閃めき出でし蘭法附木(つけぎ)の火、四方に並べし胡麻(ごま)燈油の切子硝子(きりこ)燈籠(とうろ)に入れば、天井四壁一面に架け列(つら)ねしギヤマン鏡に、何千、何百となく映りはえて、二十余畳にも及ぶべき室内
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
迎火を焚(た)く夜(よ)からは、寺々の卵塔は申すまでもない、野に山に、標石(しめいし)、奥津城(おくつき)のある処、昔を今に思い出したような無縁墓、古塚までも、かすかなしめっぽい苔(こけ)の花が、ちらちらと切燈籠(きりこ)に咲いて
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)