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切籠燈
ふりがな文庫
“切籠燈”の読み方と例文
読み方
割合
きりこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きりこ
(逆引き)
成程、その人に、
切籠燈
(
きりこ
)
のかわりに供えると、思ったのはもっともだ。が、そんな、実は、しおらしいとか、心入れ、とかいう奇特なんじゃなかったよ。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
辻町は、あの、盂蘭盆の
切籠燈
(
きりこ
)
に対する、寺の会釈を伝えて、お京が
渠
(
かれ
)
に戯れた
紅糸
(
べにいと
)
を思って、ものに手繰られるように、提灯とともにふらりと立った。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何、こそこそと、鼠あるきに、
行燈形
(
あんどんなり
)
の
小
(
ちいさ
)
な
切籠燈
(
きりこ
)
の、
就中
(
なかんずく
)
、安価なのを
一枚
(
ひとつ
)
細腕で引いて、
梯子段
(
はしごだん
)
の片暗がりを忍ぶように、この
磴
(
いしだん
)
を隅の方から
上
(
あが
)
って来た。胸も、息も、どきどきしながら。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
切籠燈(きりこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
燈
部首:⽕
16画
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