奇談クラブ〔戦後版〕きだんクラブ〔せんごばん〕04 枕の妖異04 まくらのようい
それは四回目の奇談クラブの席上でした。 その日の話し手桜井作楽は、近頃では珍らしい和服姿——しかも十徳を着て頤髥を生やした、異様な風体で、いとも悠揚と演壇に起ったのです。 真珠色の光の中に、二十四人の会員と、その半数ほどの臨時会員は、美しき …
作品に特徴的な語句
めぐ いつわ 其方そのほう 退 召仕めしつかえ さん あるい 最早もは なま にく 飛退とびさが 一口ひとふり あらそい わずか 取直とりなお 召上めしあ くら 埋火うもれび すくな さき こう ひき おう たち うらみ なり さぐ しば おぼ 河岸がし 生々いきいき まなじり 翌日あくるひ 自惚うぬぼれ 落合おちあ 見計みはから かた 丁度ちょうど 世智せち なが あらかじ たがい 仮寝うたたね 何処どこ 何方どちら しか せがれ 偶意ぐうい わず 其処そこ 刀架かたなかけ 切尖きっさき 切込きりこ いきおい 可笑おか 吹込ふきこ ただ 四方あたり ふさ ほか 夜毎よごと よろ 家治いえはる 容捨ようしゃ むし 山羊やぎ 布衣ほい 幽雅ゆうが 幾度いくたび ゆる 彼地かのち 御尤ごもっと 御積おつも 怪我けが ことごと 悠揚ゆうよう 悶々もんもん 成程なるほど 成行なりゆき ある 打開うちあ 扶禄ふろく ふる 日文ひぶみ かつ 月代さかやき
題名が同じ作品
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