“夜毎”の読み方と例文
読み方割合
よごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湯本達のベッドは、赤絵具を溶いて流した血の池地獄のほとりにあった。このサディストとマゾヒストは、そこで夜毎よごとの痴戯を楽しむのだ。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
馬鹿になってしまったのではないかと疑われるくらい——正月でもあるせいもあろうが——夜毎よごとにぎやかな笑い声にちているのだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家主あるじ壮夫わかもの三五人をともなひ来りて光る物をうつに石なり、皆もつてくわいとし石を竹林に捨つ、その石夜毎よごとに光りあり、村人おそれて夜行ものなし。