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切籠
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きりこ
ふりがな文庫
“
切籠
(
きりこ
)” の例文
毎朝彼に出る盆には、コーヒーが一杯、背の高い
切籠
(
きりこ
)
のコップにアイスウォーターが一杯、コニャックが一杯ときまっていた。
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
青竹
(
あをだけ
)
の
長棹
(
ながさを
)
にづらりと
燈籠
(
とうろう
)
、
切籠
(
きりこ
)
を
結
(
むす
)
びつけたるを
肩
(
かた
)
にかけ、
二
(
ふた
)
ツ
三
(
み
)
ツは
手
(
て
)
に
提
(
さ
)
げながら、
細
(
ほそ
)
くとほるふしにて、
切籠
(
きりこ
)
ゥ
行燈切籠
(
あんどんきりこ
)
——と
賣
(
う
)
る、
町
(
まち
)
の
遠
(
とほ
)
くよりきこゆるぞかし。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
小ぢんまりした沓脱石も、一面に水に濡れて、
切籠
(
きりこ
)
形の燈籠の淡い光がそれに映つてゐた。
鱧の皮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
村雨
(
むらさめ
)
も過ぎて
切籠
(
きりこ
)
のあらしかな 乙双
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
小ぢんまりした
沓脱石
(
くつぬぎいし
)
も、一面に水に濡れて、
切籠
(
きりこ
)
形の燈籠の淡い光がそれに映つてゐた。
鱧の皮
(新字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
新盆
(
にいぼん
)
に、
切籠
(
きりこ
)
を
提
(
さ
)
げて、
父親
(
おやじ
)
と連立って
墓参
(
はかまいり
)
に来たが、その
白張
(
しらはり
)
の切籠は、ここへ来て、仁右衛門
爺様
(
じいさま
)
に、アノ
威張
(
いば
)
った
髯題目
(
ひげだいもく
)
、それから、志す仏の
戒名
(
かいみょう
)
、
進上
(
しんじょう
)
から、供養の
主
(
ぬし
)
、先祖代々の
精霊
(
しょうりょう
)
と
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“切籠”で始まる語句
切籠燈
切籠硝子
切籠賣
切籠燈籠