“渉猟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうりょう80.0%
あさ10.0%
せふれふ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よって此間じゅうよりギボン、モンセン、スミス等諸家の著述を渉猟しょうりょう致し居候おりそうらえどもいまだに発見の端緒たんしょをも見出みいだし得ざるは残念の至に存候ぞんじそろ
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「一体朝吹君や益田君は、以前せつせと高野山を渉猟あさり歩いて、自分の蒐集コレクシヨンを拵へた人達なんぢやないか。」と富豪かねもちきりのやうな言葉を投げつけた。
彼は家を弟に継がせ、自らは国学の復古を以て任とし、国史、律令、古文、古歌および諸家の記伝に至るまで渉猟せふれふした。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)