)” の例文
多紀一家たきいっけ殊に茝庭さいていはややこれと趣を殊にしていて、ほぼこの人の短をして、その長を用いようとする抽斎の意に賛同していた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
父は祖父をして遠方に避難ひなんし、兄は京都の英学校に居り、家族の中で唯一人ただひとりの男の彼は、母と三人の姉と熊本を東南にる四里の山中の伯父おじの家に避難した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)