“純護謨製”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ピュアラバァ33.3%
ピュアラバー33.3%
ピュアー・ラバー33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも、あれが純護謨製ピュアラバァの長靴だからこそ可能な話なんだが、しかし、その方法はと云っても、爪先を靴のかかとに入れるばかりではない。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
勿論これに、くどくどしい説明は要るまいけれど、まず最初が、小さい方の純護謨製ピュアラバーの園芸靴——だ。これは、元来易介の常用品で、園芸倉庫から発して、乾板の破片との間を往復している。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それは先が喇叭ラッパ形に開いていて、ももの半分ぐらいまでも埋まってしまう、純護謨製ピュアー・ラバーの園芸靴だった。しかも、底に附着している泥の中で、砂金のように輝いているのが、乾板の微粒だったのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)