“まもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
26.7%
守護20.0%
護符11.7%
守袋6.7%
神札6.7%
6.7%
看護5.0%
守札3.3%
守衛3.3%
守符1.7%
(他:5)8.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
定「お禁厭まじないでございますか知らん、随分おまもりを襟へ縫込んで置く事がありますから、疫病除やくびょうよけに」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「こうやって、おまもりにしておくの。そうしちゃあっためておいて、いらっしゃる時敷かせますからね、きっとよ。」
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「もしまた無礼の振る舞い致さば、この市之丞が生命に懸けて、きっとお守護まもり致しますれば、それはご安心遊ばしませ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「かたじけないと云うてくれよ。麦菓子も早速食べよう、守護まもり札も肌につけていくさに出よう」
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「成程、そいつは耳寄りだ。火の車除けの有難いお護符まもりが出るとは知らなかつたよ。ブラリブラリと行つて見ようか、八」
「何んにも書いてありませんよ、白い紙の天地紅を、結び文にしたのは何んの禁呪まじなひでせう、疱瘡除はうさうよけのお護符まもりかな」
藍微塵あゐみぢんの狹い袷の胸をはだけて、かけ守袋まもりと白木綿の腹卷を覗かせた恰好で、縁側からポンと飛降ります。
藍微塵あいみじんの狭いあわせの胸をはだけて、かけ守袋まもりと白木綿の腹巻を覗かせた恰好で、縁側からポンと飛降ります。
「あの中に、お神札まもりの他に、書いた物もはいっているんですから、こん度、見てください」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは、男山八幡のお神札まもりでござる。当日、懐中ふところにお持ちあって」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我はすべての罪ある民をすでに彼に示したれば、いまや汝のまもりのもとに己を淨むる諸〻の靈を示さんとす 六四—六六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
アカイア軍のまもりたるゲレーニャ騎將ネストール、
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
わたしもおあとからまゐりまするとてのうちには看護まもりひまをうかゞひていだすこと二度にど三度さんどもあり、井戸ゐどにはふた
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私もお跡から参りまするとて日のうちには看護まもりの暇をうかがひて駆けいだすこと二度三度もあり、井戸にはふたを置き、きれ物とては鋏刀はさみちやう目にかからぬやうとの心配りも
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「でも、あの夜、形見ぞといって下された地蔵菩薩のお守札まもりこそ、思えば、こうなる約束事の護符だったのでございましょう。いまでは、父御のお手に代って、和子の肌守札はだまもりとなっておりまする」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お信乃が取出したのは、子供らしい大きな守袋まもりぶくろ——男の手縫らしい縫目をほぐすと、中から現はれたのは、お信乃のへそ書きと、それに三枚のお守札まもり、それから一枚の手紙でした。
トて、言葉の限り称賛ほめたたへつ、さて黄金丸には金の頸輪くびわ、鷲郎には銀の頸輪とらして、共に家の守衛まもりとなせしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
百司の守衛まもり
と言つたやうな訳で、提督の写真は英国婦人の仲間に、魔除まよけのお守符まもりなにかのやうに大層流行はやつてゐる。
ぱんと、重ね蓋が、口をあいた。そしてその中から、お守護札まもりのように小さく畳んだ紙きれが膝のあいだに落ちた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小兒せうにけはどうか日本帝國につぽんていこく干城まもりとなる有爲りつぱ海軍々人かいぐん/″\じんにしてたい、それにつけても
日出雄少年ひでをせうねんをば有爲りつぱ海軍々人かいぐん/″\じん養成やうせいして、日本帝國につぽんていこく干城まもりにと、かねての志望こゝろざしであつたのが
——それからこれは与倉様の奥さまに差上げようと思って、先頃、錦山にしきやま神社へお詣りした時いただいておいた安産のお神符まもりですが、神棚から下ろして持って参りました。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法王のもとにはあらぬまもりつわものなり。
彼の二百五十歳の朝、人馬にんめシエッペラアクは人馬にんめの族の宝物の在る黄金の櫃に行って、その櫃に納められた護身まもり符を取り出した。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
その護身まもり符は彼の父ジシッヤクが盛りの年に山から採った黄金を打って作りその上に矮神こびとかみと交換して得たオパルをちりばめたものであった。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)