看護まもり)” の例文
わたしもおあとからまゐりまするとてのうちには看護まもりひまをうかゞひていだすこと二度にど三度さんどもあり、井戸ゐどにはふたき、きれものとてははさみ一挺いつちやうにかゝらぬやうとの心配こゝろくばりも、あやふきはやまひのさするわざかも
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私もお跡から參りまするとて日のうちには看護まもりの暇をうかゞひて驅け出すこと二度三度もあり、井戸には蓋を置き、きれ物とては鋏刀はさみ一挺目にかゝらぬやうとの心配りも、危きは病ひのさする業かも
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私もお跡から参りまするとて日のうちには看護まもりの暇をうかがひて駆けいだすこと二度三度もあり、井戸にはふたを置き、きれ物とては鋏刀はさみちやう目にかからぬやうとの心配りも、あやふきは病ひのさする業かも
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)