“ごしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御新38.1%
御新造23.8%
五辛9.5%
御心9.5%
護身9.5%
神霊4.8%
誤診4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを「御新ごしんさん」といつた。その一人がぼくの生母です。ぼくはこの木村家(いろは)の第八番目に出生した男子といふわけで荘八の名をつけられ、父は荘平といひました。
私のこと (新字旧仮名) / 木村荘八(著)
御新造ごしんさん、お聞きなさる通り駒井能登守というお方だそうでございますよ」
らわぬ清僧の念仏と、朝夕ちょうせきに、妻子の恩愛には惑い、酒肉や五辛ごしん物味ぶつみにわずかな慰安をむさぼっている吾々のような不浄の口でいう念仏とは、どうしても、差があるように思われますが
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、安心は相成あいならぬ。が、かた/″\の御心ごしんもじ、御如才おじょさいはないかに存ずる。やがて、此の湖上にも白い姿が映るであらう。——水も、も、さてけた。——武士さむらい。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とふたたびそでをまくりなおした。かれは鉄杖てつじょうを背なかへくくりつけて、護身ごしんの短剣をぬいた。そして、岩の面へむかって、一段いちだん一段、じぶんの足がかりを、掘りはじめたのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神霊ごしんの上がったようなポカンとしたつらをしております。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「しかし健康体は誤診ごしんだよ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)