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御新
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ごしん
ふりがな文庫
“
御新
(
ごしん
)” の例文
薄暗い中に、紋附きの羽織を着た、斬髪の伸びた村上先生がいた。
御新
(
ごしん
)
さんは庭で——空地で、粗末な
土
(
ど
)
べっついで御飯を
焚
(
た
)
いている。
旧聞日本橋:14 西洋の唐茄子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
これを「
御新
(
ごしん
)
さん」といつた。その一人がぼくの生母です。ぼくはこの木村家(いろは)の第八番目に出生した男子といふわけで荘八の名をつけられ、父は荘平といひました。
私のこと
(新字旧仮名)
/
木村荘八
(著)
「おい、お絃、それじゃアおめえ、
御新
(
ごしん
)
さんに、何の用事だかわからねえじゃアねえか」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
縫「誠に御無沙汰をいたしました、
此間
(
こないだ
)
は有難う……
今日
(
こんにち
)
は
御新
(
ごしん
)
さんはお宅に」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「まあ
御新
(
ごしん
)
さん。いらしって御覧なさい。ほんとうに何だと思ったら、——」
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
御新
(
ごしん
)
さん御新さん。玉子屋がきましたヨ。
藪の鶯
(新字新仮名)
/
三宅花圃
(著)
「
御新
(
ごしん
)
さま、——銭形の親分ですよ」
銭形平次捕物控:282 密室
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
先生は色の黒い
菊石面
(
あばたづら
)
で、お媼さんは四角い白っちゃけた顔の、上品な人で、昔は
御祐筆
(
ごゆうひつ
)
なのだから
手跡
(
しゅせき
)
がよいという評判だった。
御新
(
ごしん
)
さんはまだ若くって、可愛らしい顔の女だった。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「アノ、ちょっと
御新
(
ごしん
)
さん——」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
“御新”で始まる語句
御新造
御新姐
御新造様
御新造樣
御新姐樣
御新様
御新姐様
御新城
御新宅
御新客