彼らはもちろん酒を飲み、肉を喰い、及び五辛を服してはならなんだ。ただ疾病の場合にのみ、薬用として三綱の許可を受け、日限を定めてのみ許されているにすぎなかった。
“五辛”の解説
五辛(ごしん、sa: pañca parivyaya、チベット語: spod)とは、五つの辛味ある野菜のこと。五葷ともいう。酒と肉にならんで、仏教徒では禁食されている食べ物である。具体的には韮 (にら)、葱 (長ねぎ、玉ねぎ)、蒜 (にんにく)、薤 (らっきょう)、生姜(しょうが)のことである。楞厳経の巻八に、この五種の辛味を熟して食すと淫がめばえ、生で食すと怒りが増し、十方の天仙はこの臭みを嫌い、離れてゆく(此五種之辛,熟食發淫,生啖增恚,十方天仙嫌其臭穢,咸皆遠離)とある。もともとはインドのバラモンで禁忌とされていた。道教でも同様に心が落ち着かず修行の邪魔になるとされ、食べないほうが良いとされている。
(出典:Wikipedia)
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