“御如才”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじょさい50.0%
おじょさい16.7%
ごじょせえ16.7%
ごじよさい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始終同じ位な熱度で煮ないとい味が出ませんけれどもそれは奥様がよく御承知ですから御如才ごじょさいはありますまい。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「いや、安心は相成あいならぬ。が、かた/″\の御心ごしんもじ、御如才おじょさいはないかに存ずる。やがて、此の湖上にも白い姿が映るであらう。——水も、も、さてけた。——武士さむらい。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
御如才ごじょせえはごぜえますめえが、此処から余程ありますから六百遣って下せえ、もっと沢山たんと遣るから気を附けろよ、有難いッてんで……おい此方こっちを向いて聞きねえよ面白おもしれえ話だ、そうするとお爺さん
なさるゝな跡月あとげつも遠州屋と山田屋の飛脚ひきやくきられたと申すこと御如才ごじよさいは有まじけれど隨分ずゐぶん御用心が肝要かんえうで御座ると心付れば彌兵衞ハイ有難ありがたう御座い升私しどもなどはまこと御方便ごはうべんと只今迄は何事にも出會であひませんと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)