“跡月”の読み方と例文
読み方割合
あとげつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しからぬ乱暴なことを云って、御冗談を仰しゃるが、手前跡月あとげつ三十日みそかに少々金子に差支さしつかえがあると申したら、何時いつでもいと仰しゃるから宜いと心得て居りましたが
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
呼出よびいだすべし尤も跡月あとげつよりの賣上うりあげ帳を持參ぢさんせよと家主へ達しけるにより家主仁兵衞早速さつそく十兵衞へ此由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なさるゝな跡月あとげつも遠州屋と山田屋の飛脚ひきやくきられたと申すこと御如才ごじよさいは有まじけれど隨分ずゐぶん御用心が肝要かんえうで御座ると心付れば彌兵衞ハイ有難ありがたう御座い升私しどもなどはまこと御方便ごはうべんと只今迄は何事にも出會であひませんと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)