守袋まもり)” の例文
刷毛先を散らして左へ曲げた、色の浅黒い兄哥あにい。唐桟の胸をはだけて、掛け守袋まもりの紐と、腹帯に呑んだ匕首あいくちふくらみを見せようといった種類の人間です。
振り仰ぐと、抱き上げた方の半蔵が、掛け守袋まもり一つのたくましい裸体になり、白木綿の腹巻の後ろ帯に、木刀を叩き込んで腰を切ろうとしているところでした。
藍微塵あゐみぢんの狹い袷の胸をはだけて、かけ守袋まもりと白木綿の腹卷を覗かせた恰好で、縁側からポンと飛降ります。
藍微塵あいみじんの狭いあわせの胸をはだけて、かけ守袋まもりと白木綿の腹巻を覗かせた恰好で、縁側からポンと飛降ります。