“飲酒”のいろいろな読み方と例文
旧字:飮酒
読み方割合
いんしゅ25.0%
おんじゅ25.0%
おみつ12.5%
のみ12.5%
めしあが12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもこの人は僧侶でありながら肉食、妻帯、飲酒いんしゅ等を非常に励行れいこうした人である。ただこれを励行したばかりでない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
もちろん俗人の事ですから肉食にくじき、妻帯、飲酒おんじゅ等もして居るのですけれども、チベットは妙な所で純粋の僧侶がやはりその方の所に行くと礼拝するのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
叱られぬだけに塞いで、樹下石上の身の構え、電燈の花見る面色つらつき、九分九厘に飲酒おみつたり
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……釣舟にしておきましょう、その舟のね、表二階の方へ餉台ちゃぶだいを繋いで、大勢で飲酒のみながら遊んでいたんですが、景色は何とも言えないけれど、暑いでしょう。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「御無沙汰を致しまして済みません。奥様おくさんもお変りがございませんで、結構でございます。先生は相変らず……飲酒めしあがりますか。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
建場たてば々々で飲酒りますから、滅多に持出した事のない仕込の片餉かたげ油揚あぶらげ煮染にしめに沢庵というのを、もくもくと頬張りはじめた。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)