“いんしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飲酒66.7%
淫酒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもこの人は僧侶でありながら肉食、妻帯、飲酒いんしゅ等を非常に励行れいこうした人である。ただこれを励行したばかりでない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
酒を飲み宴を開くの風を生じ(元来飲酒いんしゅ会宴かいえんの事は下士に多くして、上士はすべ質朴しつぼくなりき)、ことに徳川の末年、諸侯の妻子を放解ほうかいして国邑こくゆうえすの令をいだしたるとき
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
見よ彼らが家庭の紊乱びんらんせる有様を、数年間すねんかん苦節を守りし最愛の妻をして、良人りょうじんの出獄、やれ嬉しやと思う間もなく、かえって入獄中の心配よりも一層の苦悶くもんを覚えしめ、淫酒いんしゅふけり公徳を害して
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)