“飲酒家”のいろいろな読み方と例文
旧字:飮酒家
読み方割合
さけのみ80.0%
のんだくれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『僕も年老としよつて飲酒家さけのみになつたら、ああでせうか? 実に意地が汚ない。目賀田さんなんか盃より先に口の方を持つて行きますよ。』
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その人は非常の飲酒家さけのみでヒマラヤ山中の土民の中でも余程悪い博徒といったような男で、常に私に対して蔭言かげごとをいい、あれは英国の官吏である
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その養父というのが、仲々なかなか飲酒家のんだくれで、もとより資産の有る方ではないから、始終家産は左向ひだりむきであった。熊谷ではもしも養父が亡くなったら、相当な資産はるといっていた。
取り交ぜて (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
牛肉ビイフと昼寝の好きな飲酒家のんだくれ
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)