“たべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
51.0%
20.4%
14.3%
田部10.2%
2.0%
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じゃ勝手にたべるわ。(ト鍋の中の物を取り)わたしも実は会いたかったのよ。兄さん達に会ったら聞いてみたいと思ってた事があるのよ。
余は馬車の中でたべる為に、幾種の食品を買い調え、馬丁に手伝わせて大事に甚蔵を馬車に乗せ、車体の動揺せぬ様に徐々そろそろと養蟲園を指して進んだ。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
はいつひに其夜の九ツ時に感應院はあさましき最期さいごをこそとげたりける名主を始め種々しゆ/″\詮議せんぎすれば煤掃すゝはき膳部ぜんぶより外に何にもたべずとの事なりよつて膳部を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そこで田地を耕作する農民はすなわち「田部たべ」であります。その「たべ」が訛って「ため」となる。上野こうずけに「田部井たべがい」と書いて、口には「ためがい」という所があります。
亭主はきゝて夫は/\先何より重疊ちようでふなり而て御食事しよくじなどは如何やと云ふにお花は食事も氣分きぶんき折には隨分ずゐぶんたべ候が氣分のふさぐときは無理むりにもたべられぬと申て溜息ためいきばかり吐居つきをり兎角とかく果敢々々敷はか/\しくしるしも見えず實にこまり入候とほろりとこぼす一しづく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
新「なんだこのたわけめ、これ此処こゝ何処どこと心得てる、天下の直参の宅へ参って何だ此の馬鹿者め、奥方、宗悦がたべ酔って参ってう申して困るから帰して下さい、よう奥方」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)