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田部
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たべ
ふりがな文庫
“
田部
(
たべ
)” の例文
また櫻井の
田部
(
たべ
)
の連の
祖先
(
そせん
)
のシマタリネの女のイトヰ姫と結婚してお生みになつた御子はハヤブサワケの命お一方です。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
そこで田地を耕作する農民はすなわち「
田部
(
たべ
)
」であります。その「たべ」が訛って「ため」となる。
上野
(
こうずけ
)
に「
田部井
(
たべがい
)
」と書いて、口には「ためがい」という所があります。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
十四日、十五日も、逃げくずれる敵を追って、
梁
(
やな
)
ヶ
瀬
(
せ
)
から
田神
(
たがみ
)
、
田部
(
たべ
)
、
引田
(
ひきた
)
などという部落部落を、残暑に乾ききっている夏草の野を、血しおで黒くするほど駈け
捲
(
ま
)
くした。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
前の
田部
(
たべ
)
さんの六つになるお孃ちやんと仲よしのこの坂を下りたところの子供がね、母親に連れられて前の家に遊びに來ましたのよ、そしていつものやうに、友ちやん、遊ばない
滑川畔にて
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
また
櫻井
(
さくらゐ
)
の
田部
(
たべ
)
の
連
(
むらじ
)
の祖、
島垂根
(
しまたりね
)
が女、
糸井
(
いとゐ
)
比賣に娶ひて、生みませる御子、
速總別
(
はやぶさわけ
)
の命一柱。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
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また我が国語で、人民のことを「たみ」というのも同じ意味でありまして、「たみ」はすなわち「
田部
(
たべ
)
」の義でありましょう。昔はそれぞれに職業に依って団体をなし、それを「
部
(
べ
)
」と申す。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
この御世に
田部
(
たべ
)
を定め、また
東
(
あづま
)
の
淡
(
あは
)
の
水門
(
みなと
)
一〇
を定め、また
膳
(
かしはで
)
の
大伴部
(
おほともべ
)
を定め、また
倭
(
やまと
)
の
屯家
(
みやけ
)
一一
を定めたまひ、また
坂手
(
さかて
)
の池
一二
を作りて、すなはちその堤に竹を植ゑしめたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“田部”の意味
《名詞》
田部(でんぶ)
部首「⽥」で分類した漢字の一群。
(出典:Wiktionary)
“田部”の解説
田部(たべ)とは、日本の古墳時代に設けられた土地や人民の支配制度の一つで、ヤマト王権が直接支配した人民のうち屯倉(みやけ)で耕作した者を指す。
(出典:Wikipedia)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“田部”で始まる語句
田部井
田部芳