“のま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ノマ
語句割合
26.9%
26.9%
野間15.4%
7.7%
7.7%
内服3.8%
呑飮3.8%
3.8%
間梁3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふところにいだき入んとするにしうとめかたはらよりよくのませていだきいれよ、みちにてはねんねがのみにくからんと一言ひとことことばにもまごあいするこゝろぞしられける。
慾張抜よくばりぬいて大急おほいそぎであるいたからのどかはいて為様しやうがあるまい早速さつそくちやのまうとおもふたが、まだいてらぬといふ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
野間のま先生が「草枕」を評して明治文壇の最大傑作というて来ました。最大傑作は恐れ入ります。寧ろ最珍作と申す方が適当と思います。実際珍という事に於ては珍だろうと思います。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
色の淺黒い、輪廓の正しい立派な男、酒を飮めば必ず歌ふ、のまざるもた唄ひながら働くといふ至極元氣のい男であつた。
少年の悲哀 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
貴婦人達は一切いっさい茶をのまずして茶話ちゃわ会の楽しみをも廃したとうことをきいた、れば吾々もこの度は米国人のひんならい、一切上圊じょうせいを廃して政府をこまらしてろうではないか、この発案の可否如何いかんとて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
まずいものを内服のませて、そしてお菓子を食べては悪いの、林檎を食べては不可いけないの、と種々いろんなことを云うんですもの。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「それはお前の働きだ、尤もらしい用事をこしらへて引つ張り出し、精一杯呑飮のませるのだ」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
その夜老人は平生いつものように十時ごろからしんに就いたが、夜半になって急に発熱して苦しみはじめた。家族は驚いて薬をのませたり医者を呼んだりしたが、老人の熱は去らなかった。
位牌田 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「へい、赤間梁あわちと申しやす」「うん、よろしい、ではここは?」「三間梁のまでございますよ」「感心感心よく知っている。ではここは? さあいえさあいえ」「下閂したかんぬきでございまさあ」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)