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喫
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たべ
ふりがな文庫
“
喫
(
たべ
)” の例文
へいへい。「
貴様
(
きさま
)
は
何
(
なん
)
の
汁粉
(
しるこ
)
を
喫
(
たべ
)
るんだ。「えゝ
何所
(
どこ
)
のお
汁粉屋
(
しるこや
)
でも
皆
(
みな
)
コウ
札
(
ふだ
)
がピラ/\
下
(
さが
)
つて
居
(
ゐ
)
ますが、エヘヽ
彼
(
あれ
)
がございませぬやうで。 ...
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
余は馬車の中で
喫
(
たべ
)
る為に、幾種の食品を買い調え、馬丁に手伝わせて大事に甚蔵を馬車に乗せ、車体の動揺せぬ様に
徐々
(
そろそろ
)
と養蟲園を指して進んだ。
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
一度
喫
(
たべ
)
る樣に致て
少
(
すこし
)
にても母樣の御口に適物を調へて
進
(
あげ
)
んと思へども夫さへ心の儘ならず
然
(
され
)
ども
鰻
(
うなぎ
)
を
進
(
あげ
)
たらお力も付ふかと存
夜業
(
よなべ
)
に糸を
繰
(
くり
)
し代にて鰻を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
早く帰ってこれが
喫
(
たべ
)
させたかったので、
待憧
(
まちこが
)
れた放課の鐘が鳴るや、大急ぎで学校の門を出て、友達は例の通り皆道草を喰っている中を、私一人は
切々
(
せっせ
)
と帰って来ると
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
『いつも之れ位ゐですわ。大抵なら一時半ですわ。ほだつて五度
喫
(
たべ
)
るのですからない』
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
▼ もっと見る
「お種はそこで、何をぼんやりしよる、はよう飯を
喫
(
たべ
)
たらいいじゃないか」
蟹の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
此方
(
こなた
)
には
具足櫃
(
ぐそくびつ
)
があつたり、
弓
(
ゆみ
)
鉄砲抔
(
てつぱうなど
)
が
立掛
(
たてかけ
)
てあつて、
最
(
い
)
とも
厳
(
いか
)
めしき
体裁
(
ていさい
)
で
何所
(
どこ
)
で
喫
(
たべ
)
させるのか、お
長家
(
ながや
)
か
知
(
し
)
ら、
斯
(
か
)
う思ひまして
玄関
(
げんくわん
)
へ
掛
(
かゝ
)
り
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
目科も
頓
(
やが
)
て我言葉の過たるを悟りし如くがらり打解て打笑い「いや其様な事は何うでも好い、夫より
先
(
ま
)
ア、二人とも空腹に堪えぬから何なりと
喫
(
たべ
)
るものを」
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
まア/\
喫
(
たべ
)
るのは
後
(
あと
)
にして、早く用を
仕
(
し
)
ちまつてから、ちよいとお
礼
(
れい
)
に
行
(
い
)
つてお
出
(
いで
)
よ。亭「うむ。
是
(
これ
)
から水を
汲
(
く
)
んで
了
(
しま
)
ひ、亭「ぢアま
行
(
い
)
つて
来
(
く
)
るが、
何家
(
どこ
)
から
貰
(
もら
)
つたんだ。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私しは氷を
喫
(
たべ
)
ようと思いましたが一人では余り淋しい者ですから右隣の
靴店
(
くつみせ
)
の
内儀
(
ないぎ
)
と左隣の
手袋店
(
てぶくろみせ
)
の内儀を招きました
所
(
とこ
)
ろ、二人とも
早速
(
さっそく
)
に参りまして十一時過までも
茲
(
こゝ
)
に居ました
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
新「あの師匠の枕元でお
飯
(
まんま
)
を
喫
(
たべ
)
ると、おち/\
咽喉
(
のど
)
へ通りませんから、何処かへ
徃
(
い
)
ってお飯を喫べようと思うが、一人では極りが悪いから一緒に往っておくんなさいませんか」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
餅
(
もち
)
が
閊
(
つか
)
へたか……さア
大変
(
たいへん
)
だ……泣きながら
喫
(
たべ
)
るから
閊
(
つか
)
へるのだ困つたものだ……お待ちなさい……
此子
(
このこ
)
が心配する……
私
(
わし
)
が
脊
(
せなか
)
を
叩
(
たゝ
)
いて
上
(
あ
)
げる……
宜
(
よ
)
いかい……
失礼
(
しつれい
)
だが
叩
(
たゝ
)
きますよ。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
喫
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
“喫”を含む語句
喫驚
喫茶店
喫煙室
喫飯
喫了
黄泉戸喫
喫茶
一喫
喫茶室
満喫
喫烟
滿喫
召喫
喫煙珈琲店
喫掛
喫茶館
喫付
飲喫
面喫
着衣喫飯
...