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『蟹の怪』
ふりがな文庫
『
蟹の怪
(
かにのかい
)
』
お種は赤い襷をかけ白地の手拭を姉様冠りにして洗濯をしていた。そこは小さな谷川の流れが岩の窪みに落ち込んで釜の中のようになった処であった。お種は涼しいその水の上に俯向いて一心になって汚れ物を揉んでいた。 そこは土佐の高岡郡、その当時の佐川領に …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
私
(
あし
)
喫
(
たべ
)
衣
(
きもの
)
何人
(
たれ
)
雨催
(
あめもよ
)
翌日
(
あした
)
己
(
じぶん
)
除
(
と
)
喫
(
く
)
胆力
(
ひい
)
女
(
むすめ
)
何人
(
だれ
)
揮
(
ふ
)
彼処
(
あすこ
)
平生
(
いつも
)
前
(
さき
)
壮佼
(
わかいしゅ
)
黄楊
(
つげ
)
常服
(
ふだんぎ
)
鬼魅
(
きみ
)
静
(
しずか
)
雪隠
(
せっちん
)
冠
(
かぶ
)
衣服
(
きもの
)
壮
(
わか
)
行灯
(
あんどん
)
蜀黍
(
もろこし
)
奈路
(
なろ
)
姝
(
きれい
)
甲良
(
こうら
)
潜
(
くぐ
)
準備
(
したく
)
注
(
つ
)
汀
(
みぎわ
)
婦
(
おんな
)
戸波
(
へは
)
巫女
(
みこ
)