“喫茶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっさ33.3%
きつさ33.3%
きつちや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かごは山僧大列の中を通って、方丈の前で降り、まず、喫茶きっさわんを拝し裏の井泉せいせん垢穢くえを洗う。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三時の喫茶きつさの時にはもとより、ゆふべの卓にも私はで得ずさふらひき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
晩餐後ばんさんご喫茶きつちやがはじまると、櫻木大佐さくらぎたいさをはじめ同席どうせき水兵等すいへいらは、ひとしくくちそろへて『御身おんみこのしま漂着へうちやく次第しだいくわしく物語ものがたたまへ。』といふので、わたくし珈琲カフヒー一口ひとくちんで、おもむろにかたした。