“茗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃ20.0%
ちや20.0%
みょう20.0%
めい20.0%
チャ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舟の中には喫いあらした肴が一ぱいあって、酒の匂いがたちこめていた。陳はすぐ言いつけてそれをさげさしたが、間もなく美しい侍女が三五人来て、酒をすすめちゃた。
西湖主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
先づ『顏氏家訓』や『南史』『北史』等を材料として當時の南北の風尚を比較すると、南方ではちやを飮み魚を食つたが、北方では酪を飮み肉をくらつた。
晋室の南渡と南方の開発 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
古典には、せつせんみょう、というようないろいろな名前で書いてあって、疲労をいやし、精神をさわやかにし、意志を強くし、視力をととのえる効能があるために大いに重んぜられた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
小間使いがささげ来たれる一わんめいになめらかなる唇をうるおし
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
その葉がチャの実に類し、製すれば飲料となるのでそれで山茶の名があると支那の学者はいっている。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)