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苦茗
ふりがな文庫
“苦茗”の読み方と例文
読み方
割合
くめい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くめい
(逆引き)
花好きな沢庵——彼は殊に、清冽な梅花を愛した——は、花信を得るごとにこの老友を訪れて、共に
苦茗
(
くめい
)
を
啜
(
すす
)
り、尽きざる閑談に時を忘れた。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
禅房の一室夜いたくも更け渡りて孤燈沈々たる時、我ひとり冷えたる
苦茗
(
くめい
)
を
啜
(
すす
)
つて、苦吟又苦吟、額に汗を覚ゆる惨憺の有様を、最も同情ある顔付して柱の上より見守りたるもこの帽子なり。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
ゆっくり、
苦茗
(
くめい
)
をすすり
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
苦茗(くめい)の例文をもっと
(5作品)
見る
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
茗
漢検1級
部首:⾋
9画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷
“苦茗”のふりがなが多い著者
吉川英治
石川啄木
久生十蘭