“水口祭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミナクチマツ50.0%
みなくちまつり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓋、水口祭ミナクチマツりに招ぎ降した田の神は、秋の収穫の後、復更に、此を喚び迎へこれまでの労を犒うて、来年までは騰つて居て貰はねばならぬ。
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
真土山マツチヤマ界隈の紀・和の村里で、水口祭ミナクチマツりには、必、かりやすを立てるといふ風習は、稲穂も亦、一種のすゝき(清音)であつて、此に鈴木の字を宛てるのは
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かえって東国農村の水口祭みなくちまつりや、正月十一日の田打ち行事との連絡を考えさせるのだが、この点は別に狐塚きつねづかの話のつづきとして、「民間伝承」の方へ書くつもりだからここでは省いておく。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)