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利器
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えもの
ふりがな文庫
“
利器
(
えもの
)” の例文
し損じたりとまた踏ん込んで打つを逃げつつ、
抛
(
な
)
げつくる釘箱
才槌
(
さいづち
)
墨壺
矩尺
(
かねざし
)
、
利器
(
えもの
)
のなさに防ぐ
術
(
すべ
)
なく、身を翻えして
退
(
の
)
く
機
(
はずみ
)
に足を突っ込む道具箱、ぐざと踏み
貫
(
ぬ
)
く五寸釘
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
何かは堪らむ避くる間足らず左の耳を殺ぎ落され肩先少し切り割かれしが、仕損じたりと又
蹈込
(
ふんご
)
んで打つを逃げつゝ、抛げ付くる釘箱才槌墨壺
矩尺
(
かねざし
)
、
利器
(
えもの
)
の無さに防ぐ術なく
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
美わしとみずからおもえる情を讃せよ、
協
(
かな
)
えりとなす理を讃せよ、
剛
(
つよ
)
しとなせる力を讃せよ、すべては我らの矛の
餌
(
え
)
なれば、剣の餌なれば斧の餌なれば、讃して後に
利器
(
えもの
)
に
餌
(
か
)
い
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
剛
(
つよ
)
しとなせる力を讚せよ、すべては我等の矛の餌なれば、剣の餌なれば斧の餌なれば、讚して後に
利器
(
えもの
)
に
餌
(
か
)
ひ、よき餌をつくりし彼等を笑へ、嬲らるゝだけ彼等を嬲れ、急に屠るな嬲り殺せ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“利器”の意味
《名詞》
鋭利な刃物や兵器。
便利で性能がよい器具や機械。
役立つ才能。
(出典:Wiktionary)
“利器”の解説
利器(りき)とは一般に鋭利な刃物や鋭い武器の総称であるが、考古学においてこの語を使用する場合は、金属製(金属器)のみならず石製のもの(石器)などを含む。
(出典:Wikipedia)
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
“利”で始まる語句
利
利益
利目
利腕
利口
利鎌
利根
利巧
利用
利根川