“見積”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつも60.0%
みつもり20.0%
みつ6.7%
みつもっ6.7%
みつもつ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとへばすみ別室べつしつ藥局やくきよくてやうとふには、わたくしかんがへでは、少額せうがく見積みつもつても五百ゑんりませう、しかあま不生産的ふせいさんてき費用ひようです。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
仕上り二年間の見積みつもりの処が、一年と持たず、四月よつき五月いつつきといううちから、職人の作料工賃にも差支えが出来たんですって、——それがだわね、……県庁の息がかかって
それができてもできなくても、どう少なく見積みつもってもすぐ四十フランという金をこしらえなければならないとかれは言った。
最後の会見に、父が従来の仮面を脱いで掛かったのを、寧ろ快よく感じた。彼自身も、こんな意味の結婚をあえてし得る程度の人間だと自ら見積みつもっていた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼自身かれじしんも、んな意味の結婚を敢てし得る程度の人間にんげんだとみづか見積みつもつてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)