根岸庵を訪う記ねぎしあんをおとなうき
九月五日動物園の大蛇を見に行くとて京橋の寓居を出て通り合わせの鉄道馬車に乗り上野へ着いたのが二時頃。今日は曇天で暑さも薄く道も悪くないのでなかなか公園も賑おうている。西郷の銅像の後ろから黒門の前へぬけて動物園の方へ曲ると外国の水兵が人力と何 …
作品に特徴的な語句
一切ひとき 其方そちら がく 叩頭ぬかず けん つの 見込みこみ 常規つねのり 秀真ほずま なか 先達せんだっ 寡言かげん かね つい つも はず 細君さいくん 蝸牛かたつむり 磊々らいらい 真逆まさか 真似まね しゃく 珈琲コーヒー からす 為山いざん 油画あぶらえ 沢山たくさん けが やしき 黯然あんぜん 黒門くろもん 黄白こうはく 鶏頭けいとう 鴨居かもい しき 鞦韆ぶらんこ 露伴ろはん 鋳物いもの つくろ 這入はい 軽業かるわざ にぎ むさぼ 谷中やなか 行当ゆきあた いとま 蛁蟟つくつくほうし 茶托ちゃたく まと 凄涼せいりょう 喧嘩けんか かこ せき われ 合点がてん かな いや 厚顔あつかま かえ 墓表ぼひょう かぶ 其処そこ 八釜やかま 何処どこ 人力じんりき あらかじ 不折ふせつ 上州じょうしゅう 丁寧ていねい ほろ 欠伸あくび 枕上まくらがみ もと 斯道しどう ゆえ こしら うやうや ちゅう 弾手ひきて ついで もっと 小路こうじ 寓居ぐうきょ へや 子規しき 媢嫉ぼうしつ ねた 大姉だいし 大凡おおよそ