“行当”のいろいろな読み方と例文
旧字:行當
読み方割合
ゆきあた75.0%
ぶつか12.5%
ゆきあたり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そつともとのやうに書物のあひだに収めて、なほもそのへんの一冊々々を何心なにごゝろもなくあさつてくと、今度は思ひがけない一通の手紙に行当ゆきあたつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
それは虎蔵が今日こんにちまで幾度となく、あこがれ望んでいながら、一度も行当ぶつかった記憶おぼえのない種類の扉であった。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
向側の行当ゆきあたりの部屋は、窓の外がすぐ墓原なので、お客がございませんから、幽霊でさえなけりゃ、それへ連れて行って介抱してつかわしましょう。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)