“為山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いざん83.3%
ゐざん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのほか君の前に書画帖を置いて画をふ者あれば君は直に筆をふるふて咄嗟とっさ画を成す。為山いざん氏の深思熟考する者と全く異なり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
やはり『ホトトギス』の裏絵をかく為山いざんと云う男があるがこの男は不折とまるで反対な性で趣味も新奇な洋風のを好む。
根岸庵を訪う記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
俳画展覧会へ行つて見たら、先づ下村為山しもむらゐざんさんの半折はんせつが、皆うまいので驚いた。が、実を云ふと、うまい以上に高いのでも驚いた。もつともこれは為山ゐざんさんばかりぢやない。
俳画展覧会を観て (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)