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推察
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すいさつ
ふりがな文庫
“
推察
(
すいさつ
)” の例文
かれらがもしそのとき、そばでわたしがきまり悪そうな顔をしているのを見たら、いよいよ
推察
(
すいさつ
)
の当たっていることを知ったであろう。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
はたして、ゴルドンの
推察
(
すいさつ
)
があたっているとすれば、
海蛇
(
うみへび
)
らの
魔手
(
ましゅ
)
はすでに、洞の目前にまで伸ばされているのだ。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
保吉は多分犬のいるのは窓の下だろうと
推察
(
すいさつ
)
した。しかし何だか変な気がした。すると主計官はもう一度、「わんと云え。おい、わんと云え」と云った。
保吉の手帳から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
すでに他人の
忠勇
(
ちゅうゆう
)
を
嘉
(
よ
)
みするときは、同時に
自
(
みず
)
から
省
(
かえり
)
みて
聊
(
いささ
)
か
不愉快
(
ふゆかい
)
を感ずるもまた人生の
至情
(
しじょう
)
に
免
(
まぬ
)
かるべからざるところなれば、その心事を
推察
(
すいさつ
)
するに
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
いかにも彼の
推察
(
すいさつ
)
したとおり、この洋館の外は、数十人の警官隊によって、アリのはいでるすきもなく、ヒシヒシと四ほうからとりかこまれていたのです。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
なぜなら、外から声をかけられるんですから、外に空気があり、相手は空気を呼吸しながら立っているんだと
推察
(
すいさつ
)
しているのですが、隊長のお考えは、いかがです
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「いかにもご
推察
(
すいさつ
)
のとおり、われわれはいま
雨
(
あま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
を本陣としている、
武田伊那丸
(
たけだいなまる
)
さまの
旗本
(
はたもと
)
でござるが、してそこもとは
何人
(
なんぴと
)
? またここはいったいいずこでござりますか?」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それだけでも、いかに
珍
(
めづら
)
しいものがあるかといふことは
推察
(
すいさつ
)
出來
(
でき
)
るでせう。そしてこの
博物館
(
はくぶつかん
)
にはまた
立派
(
りつぱ
)
な
圖書館
(
としよかん
)
が
設
(
まう
)
けてありまして、
勉強
(
べんきよう
)
するにまことにつごうよく
出來
(
でき
)
てゐます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
斯
(
か
)
く
推察
(
すいさつ
)
された
上
(
うへ
)
はと、
急
(
きふ
)
に
語勢
(
ことばつき
)
荒々
(
あら/\
)
しく
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
わたしはかれらがまた人の犬をなにか悪事に使うのではないかと
疑
(
うたが
)
った。わたしの目つきから、父はもうわたしの心中を
推察
(
すいさつ
)
した。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
かれは富士男の
苦悩
(
くのう
)
は十分に
推察
(
すいさつ
)
した、けれど、責任者の地位にあるふたりが、しずんだ顔色を一同に見せては、連盟の士気がいよいよ
沮喪
(
そそう
)
してしまう。その結果は重大である。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
戦国春秋
(
せんごくしゅんじゅう
)
の常とはいえ、ご
推察
(
すいさつ
)
するだに、熱いなみだがわきます。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もうご
推察
(
すいさつ
)
あろうが、そのヴィタリス親方はわたしだ。さっそくここで一座をお目にかけよう」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“推察”の意味
《名詞》
推察(すいさつ)
ある物事についてあれこれおしはかること。推量。
(出典:Wiktionary)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
察
常用漢字
小4
部首:⼧
14画
“推察”で始まる語句
推察下
推察力