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推測
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おしはか
ふりがな文庫
“
推測
(
おしはか
)” の例文
「聞きたい。さし当って、美濃の将来は、府中におっても、見とおしがつく。——が、容易に
推測
(
おしはか
)
れぬのが、織田の現状じゃ」
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
Explanation
(
エキスプラネーション
)
(
示談
(
はなしあい
)
)、と
肚
(
はら
)
を極めてみると、大きに胸が透いた。己れの打解けた心で
推測
(
おしはか
)
るゆえ、さほどに難事とも思えない。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
さなきだに
寝難
(
いねがた
)
かりし貫一は、益す気の澄み、心の
冱
(
さ
)
え行くに任せて、又
徒
(
いたづら
)
にとやかくと、彼等の
身上
(
みのうへ
)
を
推測
(
おしはか
)
り推測り
思回
(
おもひめぐ
)
らすの外はあらず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
其処
(
そこ
)
の道理を
推測
(
おしはか
)
って見ますと、尊公の
腹立
(
ふくりゅう
)
致さるゝ処は至極何うも是は沈黙千万たるの
理合
(
りあい
)
にあらずんば有るべからず
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
雁坂の路は後北条氏頃には往来絶えざりしところにて、秩父と甲斐の武田氏との関係浅からざりしに考うるも、
甚
(
はなは
)
だ行き通いし難からざりし路なりしこと
推測
(
おしはか
)
らる。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
そうして馬の背の上に、梅鉢の紋らしいのが見えるところによって見れば、これは、やはりこの街道の神様である加州家に
縁
(
ちなみ
)
のある
荷馬
(
にうま
)
であることも
推測
(
おしはか
)
られます。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
文人としての二葉亭の位置の如何なるやは暫らく世間の判断に任すとしても明治の文壇に類の少ない飛離れた人物であったはこの白描のデッサンを見てもおおよそ
推測
(
おしはか
)
られよう。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
而
(
しか
)
して
自
(
みづか
)
ら
辨
(
べん
)
じて
言
(
い
)
はるゝは、
作者
(
さくしや
)
の
趣意
(
しゆい
)
は、
殺人犯
(
さつじんはん
)
を
犯
(
おかし
)
たる
人物
(
じんぶつ
)
は、その
犯後
(
はんご
)
いかなる
思想
(
しそう
)
を
抱
(
いだ
)
くやらんと
心
(
こゝろ
)
を
用
(
もち
)
ひて
推測
(
おしはか
)
り
精微
(
せいび
)
の
情
(
じよう
)
を
寫
(
うつ
)
して己が才力を著はさんとするのみと。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
噴掛
(
ふきか
)
けし霧の下なるこの演説、巨勢は何事とも
弁
(
わきま
)
へねど、時の絵画をいやしめたる、
諷刺
(
ふうし
)
ならむとのみは
推測
(
おしはか
)
りて、その
面
(
おもて
)
を打仰ぐに、女神バワリアに似たりとおもひし威厳少しもくづれず
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
風体
(
ふうてい
)
によりて
夫々
(
それ/″\
)
の身の上を
推測
(
おしはか
)
るに、
例
(
れい
)
の
織
(
お
)
るが
如
(
ごと
)
くなれば
心
(
こゝろ
)
甚
(
はなは
)
だ
忙
(
いそが
)
はしけれど
南無
(
なむ
)
や
大慈
(
たいじ
)
大悲
(
たいひ
)
のこれ
程
(
ほど
)
なる
消遣
(
なぐさみ
)
のありとは
覚
(
おぼ
)
えず
無縁
(
むえん
)
も
有縁
(
うえん
)
の物語を作り
得
(
え
)
て
独
(
ひと
)
り
窃
(
ひそか
)
にほゝゑまれたる事に
候
(
そろ
)
。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
放埒
(
ほうらつ
)
だけならまだしも助かるが、
殊更
(
ことさら
)
、幕府の
忌諱
(
きき
)
に触れるような所行ばかりする。政道に不平を抱いているかのように
推測
(
おしはか
)
られ、幕府の諸侯
取潰
(
とりつぶ
)
しの政策に口実を与えるような危険な状態になった。
鈴木主水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
馬琴に対して余り好感を持つものがなかったのは
推測
(
おしはか
)
られる。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“推測”の解説
推測
(出典:Wikipedia)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
測
常用漢字
小5
部首:⽔
12画
“推”で始まる語句
推
推敲
推察
推量
推薦
推参
推移
推古
推進機
推返