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冱
ふりがな文庫
“冱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さ
75.0%
い
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さ
(逆引き)
さなきだに
寝難
(
いねがた
)
かりし貫一は、益す気の澄み、心の
冱
(
さ
)
え行くに任せて、又
徒
(
いたづら
)
にとやかくと、彼等の
身上
(
みのうへ
)
を
推測
(
おしはか
)
り推測り
思回
(
おもひめぐ
)
らすの外はあらず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しかし、涙は喉につかえて、闇の樹立に注がれている眼は、
冱
(
さ
)
えかえるばかりであつた。
光は影を
(新字新仮名)
/
岸田国士
(著)
冱(さ)の例文をもっと
(6作品)
見る
い
(逆引き)
大地はさながら
鉱石
(
あらがね
)
を踏むように
冱
(
い
)
てた朝、例の土方がてんでに異様ないでたちをして、零点以下の空気に白い
呼気
(
いき
)
を吹きながら
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
冱
(
い
)
てついた街道をあの盲人の杖がこつ、こつ、こつと叩く音だ。私たちが息を殺して坐っている間に、その音はだんだんだんだんと近づいて来た。やがて杖で宿屋の入口の扉を強く敲いた。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
冱(い)の例文をもっと
(2作品)
見る
冱
漢検1級
部首:⼎
6画
“冱”を含む語句
冱々
冱寒
冱返
“冱”のふりがなが多い著者
白柳秀湖
尾崎紅葉
ロバート・ルイス・スティーブンソン
北原白秋
島崎藤村
夢野久作
岸田国士