“面体”の読み方と例文
旧字:面體
読み方割合
めんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、こいつは下手人であろうと、なかろうと、異様な面体めんていといい、夜中やちゅう他人の邸内をさまよう曲者、取押さえない訳には行かぬ。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
……はて、堂上人どうじょうびとのくせに、父王昇がちまた零落れいらくしていた時代の姿を知っているのはいぶかしいと……拙者もじっと彼の面体めんていを見てやりました
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
喧嘩けんかでもしたか、不埓ふらちな奴だ、出世前の大事の身体、殊に面体めんていに疵を受けているではないか、わたくし遺恨いこんで身体に疵を付けるなどとは不忠者め