“それそれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソレソレ
語句割合
其々50.0%
某々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうしてつむめた藕糸は、皆一纏ひとまとめにして、寺々に納めようと、言うのである。寺には、其々それそれ技女ぎじょが居て、其糸で、唐土様もろこしようと言うよりも、天竺風てんじくふうな織物に織りあげる、と言う評判であった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
醜声外聞の評判却て名誉ソコである時奥平藩の家老が態々わざわざ私を呼びによこして、さて云うよう、足下そくかは近来某々それそれの家などに毎度出入して、例のごとく夜分晩くまで酒を飲で居るとの風聞、某家には娘もあり
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)