“ソレソレ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:それそれ
語句割合
其々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奴婢ヌヒは、其々ソレソレもち場持ち場の掃除を励む為に、ようべの雨に洗つたやうになつた、境内の沙地スナヂに出て来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かうしてツムめた藕糸は、皆一纏めにして、寺々に納めようと、言ふのである。寺には、其々ソレソレ技女ギヂヨが居て、其糸で、唐土様モロコシヤウと言ふよりも、天竺風な織物に織りあげる、と言ふ評判であつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)