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夫々
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それ/\
ふりがな文庫
“
夫々
(
それ/\
)” の例文
申立ませうアノ
夫々
(
それ/\
)
是は去年の春の事とて
栗橋
(
くりはし
)
の
燒場
(
やきば
)
のアノ
隱亡
(
をんばう
)
の名は
慥
(
たしか
)
彌十とか申者より
錢
(
ぜに
)
一貫二百五十文に
買受
(
かひうけ
)
ましたに相違は御座りませんと申
立
(
たて
)
るにぞ原田は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今日
(
けふ
)
に
限
(
かぎ
)
つて
其
(
その
)
やうな
事
(
こと
)
いはれる
覺
(
おぼ
)
えは
何
(
なに
)
もなけれどマア
何
(
なん
)
と
思
(
おも
)
ふてぞといふ
顏
(
かほ
)
じつと
打
(
うち
)
仰
(
あふ
)
ぎて
夫々
(
それ/\
)
それが
矢
(
や
)
ツ
張
(
ぱ
)
りお
隔
(
へだ
)
て
何故
(
なぜ
)
その
樣
(
やう
)
にお
藏
(
か
)
くし
遊
(
あそ
)
ばす
兄弟
(
きやうだい
)
と
仰
(
おつ
)
しやつたはお
僞
(
いつは
)
りか
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
仕事といえば昼寝と日に一度海に入るのと、
夫々
(
それ/\
)
故郷へ帰って居る友達へ手紙を書くのと、こうして夕飯後に村を一周して来ることであった。彼は以上の事を
殆
(
ほとん
)
ど毎日欠かさなかった。
恭三の父
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
と考へ
夫々
(
それ/\
)
趣向
(
しゆこう
)
をいたし、
一々
(
いち/\
)
口分
(
くちわけ
)
にして
番号札
(
ばんがうふだ
)
を
附
(
つ
)
け、ちやんと
棚
(
たな
)
へ、
何商法
(
なにしやうはふ
)
でもお
好次第
(
このみしだい
)
の
世辞
(
せじ
)
があるといふ
迄
(
まで
)
に準備が
出来
(
でき
)
た、
之
(
これ
)
で開店するといふのだが、
何
(
ど
)
うも
家屋
(
うち
)
の
構造
(
かゝり
)
が
六
(
むづ
)
かしい
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
父樣
(
とうさま
)
や
母樣
(
かあさま
)
に
御褒美
(
ごはうび
)
を
頂
(
いたヾ
)
くべしと
威張
(
ゐば
)
るに、
令孃
(
ひめ
)
は
微笑
(
ほヽゑ
)
みながら
勇
(
いさ
)
ましきを
賞
(
ほ
)
めて、その
樣
(
やう
)
な
大將
(
たいしやう
)
に
成
(
な
)
り
給
(
たま
)
ひても、
私
(
わた
)
しとは
今
(
いま
)
に
替
(
かは
)
らず
中
(
なか
)
よくして
下
(
くだ
)
されや、
大姉樣
(
おほねえさま
)
も
其外
(
そのほか
)
のお
人
(
ひと
)
も
夫々
(
それ/\
)
に
片付
(
かたづき
)
て
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
見たりしがはて
汝
(
おの
)
れは
何處
(
どこ
)
でか見た樣な奴オヽ
夫々
(
それ/\
)
片小鬢
(
かたこびん
)
の
入墨
(
いれずみ
)
にて思ひ出したり汝は/\不屆なる奴と
白眼
(
にらみ
)
付られ久兵衞は再び
驚
(
おどろ
)
き何とぞ御武家樣
御慈悲
(
ごじひ
)
を願ひ奉つると何か樣子有氣に疊へ
天窻
(
あたま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
姉
(
あね
)
たちの
難義
(
なんぎ
)
が
見
(
み
)
ゆる
樣
(
やう
)
なれば、
今
(
いま
)
しばらく
止
(
と
)
まりてと、
母君
(
はヽぎみ
)
は
物
(
もの
)
やはらかに
曰
(
のたま
)
ひたれど、お
許
(
ゆる
)
しの
出
(
いで
)
しに
甲斐
(
かひ
)
なく、
夫々
(
それ/\
)
に
支度
(
したく
)
して
老實
(
まめやか
)
の
侍女
(
つき
)
を
撰
(
え
)
らみ、
出立
(
しゆつたつ
)
は
何日々々
(
いつ/\
)
と
内々
(
ない/\
)
に
取
(
とり
)
きめけるを
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
々
3画
“夫”で始まる語句
夫
夫婦
夫人
夫子
夫程
夫等
夫故
夫迄
夫鳥
夫君