老実まめやか)” の例文
旧字:老實
心いそぎて庭口をいでしに、嬢様この雪ふりに何処いづこへとて、お傘をも持たずにかと驚ろかせしは、作男の平助とて老実まめやかに愚かなる男なりし、伯母様のお迎ひにと偽れば、否や今宵はお泊りなるべし
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)