“立待”の読み方と例文
読み方割合
たちまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エヽなさけない、其處そこつてたくてもはじまらねえ、こんなことなら立待たちまちよりまちにすればよかつたものを。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二十三夜待にじゅうさんやまちなどとやや似ていたのは、立待たちまちといって氏神うじがみさまのやしろの前に、氏子うじこが何人か交替して立ちどおしに立っていて、そのあいだかねを鳴らしつづけること
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
まだ一時いつときだな、コレ有樣ありやう今夜こんやおいらは立待たちまちだからことがならねえ、此處こゝな、つててもはなし出來できやす。女「あほらしい、わたしつてはなしノウすることは、いや/\。 ...
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)