“大手柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおてがら77.8%
おほてがら22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女中や書生等の家人たちが、さも大手柄おおてがらの大発見をしたように、功を争ってヘルンの所へかけつけるので、いつも家中がなごやかににぎわっていた。
が、必ずしもその笑いは機智きちに富んだ彼の答を了解したためばかりでもないようである。この疑問は彼の自尊心に多少の不快を感じさせた。けれども父を笑わせたのはとにかく大手柄おおてがらには違いない。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「だつて、路地の花道はやけに長いぜ、これほどの大手柄おほてがらを默つて舞臺にかゝつちや勿體もつたいない」
「そんなわけに行けば、大手柄おほてがらだ」