大手柄おおてがら)” の例文
女中や書生等の家人たちが、さも大手柄おおてがらの大発見をしたように、功を争ってヘルンの所へかけつけるので、いつも家中がなごやかににぎわっていた。
が、必ずしもその笑いは機智きちに富んだ彼の答を了解したためばかりでもないようである。この疑問は彼の自尊心に多少の不快を感じさせた。けれども父を笑わせたのはとにかく大手柄おおてがらには違いない。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「水鉛鉛鉱の鉱脈が見つかったのは、思いがけない大手柄おおてがらだったね」
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ここに、一だい大手柄おおてがらをやったのは鞍馬くらま竹童ちくどう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ポチよ大手柄おおてがら
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大手柄おおてがら
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大手柄おおてがら
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)