“どし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
年齢10.7%
10.7%
同士7.1%
同志7.1%
怒髭3.6%
3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何をもないもんだよ。分別盛りの好い年をして、という顔色の尋常ただならぬに得右衛門は打笑い、「其方そなたもいけどしつかまつってやくな。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お民はそのそばにいておな年齢どしあによめがすることを見ている。周囲には、小娘のおくめも母親のお民に連れられて馬籠の方から来ていて、手鞠てまりの遊びなぞに余念もない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
おれの家じゃ、お前さま、去年の暮れに女の子が生まれて、まだ数えどし二つにしかならない。あれも三つと勘定したものかなし。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その夫と蹈舞することを許さないというのはなぜだろう。千代ちよをちぎって一身も同じとまでいう夫婦だから。夫婦同士どしだきついておどってこそ。面白くも楽しくもありそうなものなのに。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
雲をけり風にのる大鵬の、嬉しきは此姿ならずや、近くたとへを我が女同志どしにても見よ、彼の田原殿が奧方は京の祇國の舞妓とかや、氏ははるかに劣りし人とか、通常普通なみ/\の娘にて過ぎなば
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
よろいの仮面に似た黄褐色の怒髭どし乱髯らんぜん。それ等に直面して、その黒い瞳に凝視されたならば、如何なる天魔鬼神でも一縮ひとちぢみに縮み上ったであろう。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
乳母 零餘はした如何どうあらうと、一ねん三百六十にちうちで、初穗節はつほまつりよるになれば、ちゃうどお十四にならッしゃります。スーザンとぢゃうとは……南無なむあみだぶ……おなどしでござりました。