“どうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
同志26.9%
同士25.0%
道士11.5%
道志7.7%
同嗜3.8%
導師3.8%
童子3.8%
何為1.9%
僮子1.9%
動詞1.9%
(他:6)11.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、夫人ふじんしづめて、ちかくにゐる同志どうし婦人達ふじんたちあつめた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
弓矢は鳥獸獵てうじゆうれうに於ても用ゐられしなるべく、人類同志どうし爭鬪さうとうに於ても用ゐられしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
ひげへても友達ともだち同士どうしあひだ無邪氣むじやきなもので、いろ/\のはなしあひだには
石見守長安いわみのかみながやす家中かちゅうで、うらぎり者が起ったか、でなければ、仲間同士どうし争闘そうとうか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鞍馬くらま道士どうし果心居士、竹童をひっかかえて岩頭がんとうにたち、鞺鞳とうとうたる雷神らいじんの滝を眼下がんかにみた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
指さすかたをみると、なるほど、滝の水明かりと、ほのかな星影ほしかげの光をあびて、孤岩こがんの上に立っている白い道士どうしころもがみえる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西の窓からは国境の連山がよく見えて、右の端は秩父ちちぶ武甲山ぶこうさん大菩薩だいぼさつ、一度相模さがみ川の流路でたるんで、道志どうし丹沢たんざわから大山のとがった峰まで
雪の富士、紫の筑波は言うに及ばず、紫紺の肌美しき道志どうし御坂みさかの連山の後から、思いも懸けぬ大井川の奥の遠い雪の山がソッと白い顔を出して、このほこらかな文化の都を覗いていることさえも珍しくはない。
冬の山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
この人が晩年に『老子ろうし』を好んだので、抽斎も同嗜どうしの人となった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
現に同嗜どうしの人津田繁二さんは「新校正孔方図鑑」と云ふ書を蔵してゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
近所の法類からしかるべき導師どうしを頼むほどの御布施おふせが出せなかったのである。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
と、雄山が、導師どうしとして、将士一同へそういった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コロンボのちまたの上に童子どうし等が独楽こまをまはせり遊び楽しも
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
私はその子の麦稈帽むぎわらぼうを軽くたたいた。かの小さな美しい城の白光はっこうはたしていつまでこのおさない童子どうしの記憶にあかるであろうか。そしてあの蒼空が、雲の輝きが。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
第二中学にた時はわたしより二きふうへ山田やまだが、予備門よびもんでは二きふしたくみに入つて来たのでせう、わたし何為どうした事かと思ひました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
遥かに見ると一僮子どうしの坐っている所があった。周は上清宮のある所を聞きたいので急いでそのそばへいって、
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
ひるのうち復習ふくしふが出來なかつたものだから、せめて電車の中でゝもと思つて、動詞どうし語尾ごび變化へんくわ夢中むちうになつてゐるうちに、いつか水道橋すゐだうばしぎてしまひ、ふとがついてみると、もうおちやみずまで來てゐるのです。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
昨日さくじつ火事見舞ながら講釈師の放牛舎桃林ほうぎゅうしゃとうりんの宅へ参りました処同子どうしの宅は焼残やけのこりまして誠に僥倖しあわせだと云って悦んで居りましたが、桃林のうちに町奉行の調べの本が有りまして
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
柳田やなぎださんは、旅籠はたごのあんまに、加賀かが金澤かなざはでは天狗てんぐはなしくし、奧州あうしう飯野川いひのがはまちんだのは、せずして、同氏どうし研究けんきうさるゝ、おかみん、いたこの亭主ていしゆであつた。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「さて、奈何為どうしようかな。」う何回も何回も自分に問うて見て、仲々決心が付かない。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
議にも及ばず、兀突骨は「よろしい」と大きくうなずいた。即座に三万の部下は藤甲を着こんで、洞市どうしに集まった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうして、お前さんのその不思議な左の目の瞳子どうし見覚みおぼえがなかった日にゃあ、名告なのられたって本当に出来るもんじゃあない、その替り、こら、こんなに
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
近ごろの童謡どうよう童詩どうしとはちがって、手毬歌には見たこともないような遠くの土地を歌ったものがある。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)