同嗜どうし)” の例文
現に同嗜どうしの人津田繁二さんは「新校正孔方図鑑」と云ふ書を蔵してゐる。懐之の「文化十二年嘉平月二日」の識語があるさうである。当時懐之は年はじめて十二であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この人が晩年に『老子ろうし』を好んだので、抽斎も同嗜どうしの人となった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)