“こぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小僧86.5%
子僧5.4%
雛僧2.7%
僮子0.9%
厮童0.9%
子供0.9%
小兒0.9%
小厮0.9%
膝頭0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまに正直な純粋じゅんすいな人を見ると、っちゃんだの小僧こぞうだのと難癖なんくせをつけて軽蔑けいべつする。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
立ちどまってみると、ぼくのからだはぶるぶるふるえて、ひざ小僧こぞうと下あごとががちがち音を立てるかと思うほどだった。
火事とポチ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
其れから東京では正直な人を得難いことをかこって、誰か好い子僧こぞうはあるまいかなぞ折から居合わした懇意の大工に聞いて居た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
間もなく、奥の部屋から二三人の子僧こぞうが出て来て、表の戸締りをして、電気を消して、また引っ込んでいきました。
不思議な帽子 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
やがて汽船の傍に漕ぎ寄せて老僧は雛僧こぞうさんに扶けられて船に乘り移り、私もそのあとから續いて乘つた。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
暴風雨のために準備したく狂いし落成式もいよいよ済みし日、上人わざわざ源太をびたまいて十兵衛とともに塔に上られ、心あって雛僧こぞうに持たせられしお筆に墨汁すみしたたか含ませ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そこで孔生は泊ることにして少年とねだいをともにして寝たが、朝になってまだうす暗いうちに僮子こぞうが来て炭火を室の中できだしたので、少年はさきに起きて内寝いまへ入ったが、孔生はまだ夜着よぎにくるまって寝ていた。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
百でツたむまの如くのたり/\として工風くふうこらし、しらみひねる事一万疋に及びし時酒屋さかや厮童こぞうが「キンライ」ふしを聞いて豁然くわつぜん大悟たいご
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
おゝ/\……お美那みな可愛想かあいさうぢやアないか……見なよ……人品ひとがら可愛かあいらしい子供こぞうだが
いてましたる子供こぞうが、五歳いつゝ六歳位むツつぐらゐ色白いろじろの、二重瞼ふたへまぶた可愛かあいらしい子でございまするが
とばかりで、小兒こぞうを、の、せめてもしづくとほひだりはうへ、かひなつかんで居直ゐなほらせた。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
広巳は社の左右へ眼をやった。稲荷のほこらの傍には岡持おかもちを持った小厮こぞう仮父おやかたらしい肥った男が話していた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と、十七八の色の白い小生意気に見える小厮こぞうが土蔵の鍵を持って来た。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
細君は出てゐた膝頭こぞうサンを一寸隱して「話してらつしやいな」と今糊を含ました刷毛を一枚の手紙の上にべたと下しながら、目は其刷毛の方を見たまゝで言ふ。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)