“雛僧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すうそう44.4%
こぞう33.3%
ひなそう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無作法のおとがやっと奥に通じて、雛僧すうそうが一人出て来た。別に宝物ほうもつを見るでもなく、記念に画はがきなど買って出る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
暴風雨のために準備したく狂いし落成式もいよいよ済みし日、上人わざわざ源太をびたまいて十兵衛とともに塔に上られ、心あって雛僧こぞうに持たせられしお筆に墨汁すみしたたか含ませ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あたかも雛僧ひなそうのうちでふたり組みと言われる者のような間柄だった。ところで六月五日の朝、彼らは共にコラント亭へ朝食をしに行った。